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投稿1614 | ■Re:1613 ニコノス 日浦 2015/12/1(火)19:31

拝見しました,特に初期の年次を追っての経緯は大変興味深く読ませてもらいました.

1点,ニコノス I ですが,巻き戻しは,巻き戻しノブと巻き上げ側に連携はないようです.巻き上げ側はいつでもフリーに逆回転するようになっていて,巻き上げ時にそのつどクラッチが働いて巻き上がるようです.中身を引き出して巻き上げスプールに触れながら巻き上げると,巻き上げ中はしっかりと固定されているのに,巻き上げ後は軽く逆回転するのが不思議な感じです.

巻き戻し軸は引き出さないとギア同士が咬み合わないようになっていて,撮影続行中は回転することがなく,また不用意に振れても巻き戻されてしまうことがないようになっています.

私は 35mm F2.5 のレンズ(初期のメートル指標のみのもの)しか持っていませんが,先日,LW-Nikkor 28mm F2.8 を見せて貰う機会がありました.それまで全然認識していなかったのですが,このレンズ,水中に沈めることは出来ませんが,防滴構造で雨でも使うことができ,水道水で洗うことも出来るように説明書に書かれているとのことでした.「陸上専用」の名前からは想像もしなかったのですが,ほかのニコノス用のレンズと比べると構造も違い,レンズ全体がシェル内側の「内爪」に固定されるようになっていて,マウント基部のシルバーのリングだけが少し前後に動くようになっているので,ニコノスのほかのレンズのようにレンズ全体をボディから引っ張るのではなく,シルバーのリングを引くようにしないと外れません.また「普通のレンズ」のようにフォーカスリング・絞りリングが直接回るのが,ニコノスでは他になく,かえって新鮮でした.

このレンズのレンズ設計は AFニッコールの初期のものに採用されましたが,1991年ごろから (new) になって6群6枚に変更されています.現行型のDタイプ 28mm F2.8 も,この (new) を引き継いでいますので,LW-Nikkor や国内未発売のシリーズEとは異なる設計となっています.

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