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投稿2654 | ■Re:2653 パノラマカメラ作りました 日浦 2021/2/28(日)13:19

スキャナですがいろいろ調べた結果,まずはA4を読みとれる棒状のものを手配しました.単3電池が2本入るタイプで,Amazon でも全く同じものがいくつかのブランド (ZINT とか iScan とか Aoleca とか)で5000円前後で売られています.僕はヤフオクで中古を落札しました.これは単独で動作する(microSD に JPEG で写真が保存される)ので,持ち出しやすそうなのと,OS バージョン等に縛られないのがいいかなと思いました.

アイリスオーヤマのものや,それとほぼ同じと思われるサンワサプライのものも探せば入手できそうではありましたが,どうやら解像度が 300dpi だそうで,とすると撮れる写真の解像度が短辺 600画素そこそこにしかならなさそうだったのと,OS が古い Windows に限定されるようなので断念しました.大きさは,ちょうど中判レンズでパノラマカメラを作るのに良さそうな感じだったんですけどね.前述の棒状のものは最高 900dpi で,長さも20cm ぐらいあるので,まずは試してみて良さそうなら大判のレンズも入手してみるかもしれません.そうすると短辺7000画素ぐらいの画像が撮れそうです.

おっしゃるようにハンディスキャナ(また通常のスキャナも)は,各ラインを瞬時的に取り込みます(隣り合ったライン同士の露光時間は重複しません)ので,個々の露光時間が短く一定で,また,ご指摘のようにローラーの速度に同期させて取り込みますので,ローラーにスリップやガタガタがなければ回転速度が加減速しても画像が伸縮しないはずです.もとが手動で取り込む装置,という作りが利しているかもしれません.

なお,ラインカメラで,走行する車体から真横に写真をとって,道路沿いの風景を長いパノラマ写真風に撮影する方法も画像系の研究者がいくらかやっておられました.ルートパノラマ,などと呼ばれていました.
http://omilab.naist.jp/~mukaigawa/papers/MIRU2005-IS4-172.pdf
また,衛星や航空機からの地上撮影でも使われることが多かったようです.地表の植生や資源などを調べるのに(リモートセンシングと呼ばれる),いろんな波長で画像を取るのにも適していたようです.ほかには着順判定のためのゴールラインを撮影するカメラも昔はフィルム式でしたが,その後,ラインセンサに変わったと思います.今はもう,エリア型の高速度カメラで撮っているかもしれませんが..

ではまた,届いたら遊びつつ,適宜報告いたします.

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