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投稿2749 | ■Re:2748 高倍率ズーム雑感 ひうら 2022/9/11(日)14:37 |
高倍率、僕もいろいろ使ってきました。結局何を求めるかの問題で、あまり画質を求めない機動性重視の場合はやはり役立ちますし、初期のものからいわゆる「サービス判」のプリント程度にはそれなりに使えたようには思います。いくつか好印象のものを挙げます。 すでに挙がっているタムロンの A06 の後継機種だと思うのですが、 TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) は10倍を超えるズームとして実用レベルに達していると思いました。試写結果を https://shiura.com/camera/zoom-test/index.html に載せています。確かに拡大すると望遠端は倍率色収差が目立ちますが、A4サイズぐらいまでだとそんなに気にならない感じですし、デジタルでもっと強力な倍率色収差補正をかければそれも軽減できるかもしれません。偏心も気になりませんでした。 デジタル一眼レフがAPS判(ニコンでいうDXフォーマット)から展開されたためにレンズが小さくなり、高倍率ズームが実用的になった感じがします。これも評価の高いレンズですが、 AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED は発売日に購入しまして、以後17年間使用しています(今は妻の仕事用にD40と一緒にして使ってもらってます)。基本的に全体に破綻がないレンズで、AF-S のピント合わせの速さと手ブレ補正も付いていて非常に便利なレンズです。 もう1本、気に入っているレンズが、 http://monoblogue.nikomat.org/article/62909505.html で紹介している AF Zoom Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(IF) です。これは2003年のレンズで、デジタル一眼レフはAPS判しかなく、しかしフィルムカメラは斜陽という微妙な時期に出たフルサイズ用レンズのためマイナーな存在なのですが、なんといっても非常に小さいのが特徴です。また画質も結構よく、さすがに周辺は少し落ちますが、中心付近はどの焦点距離でも開放から非常にシャープなのが特筆できます。絞りリングなしのGタイプですがAF-Sになっておらず、ボディ内モーターの機種でしかAFが動きませんが、フルサイズ一眼レフは(いまもそうかな?)基本的にボディ内にもモーターがあるので問題ありません。これも上記試写サイトに試写結果があります。 ニコンにはその後 AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR というレンズもあり、ちょうど上記 18-200mm のフルサイズ版といった感じですが、高画素機を使っているとトリミング耐性があるので、28-200mmを使いつつ200-300mmはトリミングでカバーでもいいかなあ・・という感じで買っていません。そもそも高倍率ズームの出番は少ないですので。 逆に印象があまり良くなかったレンズについて。これらの高倍率ズームは28mm始まりが多く、もうちょっと広角があれば・・ということがあります。5倍のズームには24mm始まりがいろいろあり、試しました。しかし結果的に満足行くものはなく、最近やっと AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR でそれなりに実用的になったかなと感じています(普段一番使うのはこのレンズです)。このレンズでも近接時は収差変動でピントが後ピンになる傾向があったりしますが。ワイド側をのばすのはやっぱり難しいんだなあと思いました。 ( ) |
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