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投稿2661 | ■WISTAシリーズのアクセサリーの互換性について simizar 2021/3/20(土)22:41 | ▲ 返事 / 削除 |
初めまして、simizarと申します。最近4x5カメラを始めた者です。 ご教示いただきたいことがあり投稿させていただきます。 私が持っているのは木目調のWISTA45という機種です。 先日某所でWISTAとかかれたフードルーペを見かけ、興味があり購入してみたのですが、 私のWISTA45にはどうやっても取り付け出来ませんでした。(その様子の画像がこちらです→https://d.kuku.lu/f1221abd7 ) 恐らく私の機種は非対応だったのだろうということで既に諦めているのですが、 そもそもWISTAの4x5カメラではこのようなアクセサリ類はどの程度、互換性があるのでしょうか。 たとえば最近のデジタル一眼レフカメラでは、特定の時期に発売された機種に関してはファインダスクリーンがある程度統一されていたりしますが、 WISTAでは機種ごとにばらばらなのか、それともある程度互換性があるのかを知りたいです。 また、もしファインダー関連のアクセサリを揃える際に私の持っているWISTA45で使えるかどうかの未分け方のようなものがあれば 合わせて教えていただけると嬉しいです。 (購入時からピントフードがなく、すりガラスが丸出しの状態なので暫定で段ボールで保護しています) 4x5カメラは何もかもがわからない状態のため、初歩的な質問となってしまい申し訳ありません。 何卒よろしくお願いいたします。 ( 神奈川県在住/31歳 ) |
投稿2660 | ■Re:2658 スキャナ届きました efunon 2021/3/10(水)21:43 | ▲ 返事 / 削除 |
これは素晴らしいです。 4×5 のフィルムバックにも組み込めそうですね。 カラー化は色分解フィルターを使って3回露光して、PC上で色合成しても良い感じです。 ( ) |
投稿2659 | ■Re:2658 スキャナ届きました 狸おやじ 2021/3/10(水)21:00 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様 素晴らしい画像をありがとうございます。楽しく拝見いたしました。 > 今朝(まだあまり明るくないときですが)ちょっと撮ってみました.レンズアレイを外した関係でピントが 3.2m ぐらいの距離に合っています. ムラがありますが,きついシマシマは解消したのと,上下いっぱいまで移るようになりました. > http://shiura.com/dfab/linepano/1-F22-2mod.jpg > は撮った状態の画像で,上の方の黒い帯はローラーを回す部分ですが,それより下はほぼ全部写っています. > 縦に 167mmほど写っており,レンズ焦点距離が180mmなので,縦の画角は50度ぐらいです. これは凄い画像ですね。レンズアレイ付きの画像は(画像面に垂直向きの光を優先的に取り込むため?)非常にシャープでパンフォーカスになるのが面白いですが,レンズアレイ無しの画像は,画角が広く階調も広くなるので,一般の撮影用としてはこちらの方が魅力的と思います。 > メカ的な都合(レンズの焦点距離よりも,扇形の部品の半径が小さい)のため,横に85%ほど縮小されてしまいますが,RGBの各色の情報を別個に取り出せば横の解像度を上げることもできると思います.だいたい1億画素ぐらいになると思います. なるほど。RGBの各データを使えば,横の解像度を(最大で)3倍にすることもできそうですね。 > だいたい1億画素ぐらいになると思います. > 別のアングルですが,縦横比を整えたものを > http://shiura.com/dfab/linepano/2-F32mod.jpg > に載せています.右端の物置(小屋)や,左端のテーブルセットの手前辺りにピントがあります. うーん,凄まじい解像度ですね。 この方法を使えば,5億画素超えの「大判デジタル」の高画質が比較的容易に実現できるかもしれない。しかも360度のパノラマにもなる。 今の中判デジタルを凌駕する新しい未来が見えてきたような気がします。 ( ) |
投稿2658 | ■Re:2657 スキャナ届きました 日浦 2021/3/10(水)00:33 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦です. 今朝(まだあまり明るくないときですが)ちょっと撮ってみました.レンズアレイを外した関係でピントが 3.2m ぐらいの距離に合っています.ムラがありますが,きついシマシマは解消したのと,上下いっぱいまで移るようになりました. http://shiura.com/dfab/linepano/1-F22-2mod.jpg は撮った状態の画像で,上の方の黒い帯はローラーを回す部分ですが,それより下はほぼ全部写っています.縦に 167mmほど写っており,レンズ焦点距離が180mmなので,縦の画角は50度ぐらいです.メカ的な都合(レンズの焦点距離よりも,扇形の部品の半径が小さい)のため,横に85%ほど縮小されてしまいますが,RGBの各色の情報を別個に取り出せば横の解像度を上げることもできると思います.だいたい1億画素ぐらいになると思います. 別のアングルですが,縦横比を整えたものを http://shiura.com/dfab/linepano/2-F32mod.jpg に載せています.右端の物置(小屋)や,左端のテーブルセットの手前辺りにピントがあります. 露光量周りの調整ができておらず,JPEG でしかデータが出ないこともあってダイナミックレンジがかなり制約されるようですが,週末に調整をして,また,ムラ除去のプログラムも作ってみようと思います.もちろんピントも合うようにボディを出力し直す予定です. ( ) |
投稿2657 | ■Re:2656 スキャナ届きました 日浦 2021/3/8(月)23:58 | ▲ 返事 / 削除 |
この週末に,ハンディスキャナ流用のパノラマカメラをざっと設計・出力,組み立てしました.手持ちの大判レンズに大口径のものがなかったので,引き伸ばしレンズだと思いますが,フジナー 18cm F4.5 を入手して,ブロニカのヘリコイド(余り,というかジャンク品)を付けてピント合わせもできるようにしました.首振り角度はメカの都合で120度までです. http://shiura.com/dfab/linepano/ver1.jpg に初号機の写真を置きました(まだウェブページは作っていません).円弧状のところがスキャナのローラーを回すようになっています.ガタツキがあると像が上下に波打つので軸にはボールベアリングを使いましたが,まだ完全とは行かないようです. まだちょっと試し撮りしただけですが,像は得られました.ただやはり,GRINレンズアレイ(SELFOCレンズアレイ)の間隔に起因するシマシマが出てしまうのと,これによる画角制限(斜入射のケラレ)が大きく,縦の画角がかなり狭いです.ざっと,スキャナの有効範囲の 1/3 といったところで,縦の画角は25度ぐらいだと思います. http://shiura.com/dfab/linepano/ver1-out.jpg が全景写真で,ここから写真部分を切り出してちょっと整えた(縦に少しぼかして縞を消したりした)のが http://shiura.com/dfab/linepano/ver1-out-t.jpg です. また,全景写真から一部を等倍で切り出したのが http://shiura.com/dfab/linepano/band.jpg で,シマシマが,特に画像の上下で激しいです.ただ,解像度の高さの片鱗はご覧いただけるかもしれません. で,まずは像が得られたので良しとして,早速スキャナを分解してレンズアレイを取ってしまいました.これにより縦の画角がぐっと広がり,シマシマもなくなりました.撮像素子そのものに起因するムラは残っているのですが,較正の操作や後の画像処理の除去ができればなんとかなるかな,という感じです.ただ,調子に乗ってLEDも撤去してしまったら,較正(スキャナの操作で,白い紙を取り込んでムラ補正ができる)が不安定になりました.LED がなく本来の方法では較正できないので,均等な白を写して補正しようとしたのですが,LED の輝度を変えるなどの処理もされているのか?最初は真っ黒な画像しか出ず焦りました.しかし,色々やっているうちに,露光量を色々変えて較正をだます操作ができそうです.いずれにせよまだ出来たばっかりなので,引き続きいろいろ試してみて,いい具合の写真が撮れたらまた報告します.レンズアレイを外して像面の位置が変わったので,ボディも出力し直しが必要ですし.しかしピントが合ったところはシャープなので,楽しみです. ( ) |
投稿2656 | ■Re:2655 スキャナ届きました 狸おやじ 2021/3/2(火)21:16 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様 早速に進めていらっしゃいますね。 > アイリスオーヤマのものや,それとほぼ同じと思われるサンワサプライのものも探せば入手できそうではありましたが,どうやら解像度が 300dpi だそうで,とすると撮れる写真の解像度が短辺 600画素そこそこにしかならなさそうだったのと,OS が古い Windows に限定されるようなので断念しました. センサーの解像度が問題になりそうですね。気が付きませんでした。 解像度が高くコンパクトなものを探した所,サンワサプライの名刺スキャナ(400-SCN051)がありました: https://www.amazon.co.jp/サンワダイレクト-名刺スキャナー-A6サイズまで対応-Windows対応-400-SCN051/dp/B073F38TCZ 1200dpiで長さが104.9mmなので,5000画素程。でも,USBでPCに繋ぐ必要があり単独では動作しない。製造元はフィルムスキャナーを作っているPlustek社なので,画質は良いかもしれません。 > 予想通りセンサはモノクロで,R/G/BのLEDライトを順に点滅させる方式でカラーを取り込んでいますので,レンズをあてがって外光で撮影するとモノクロカメラになります. なるほど,センサーはモノクロですか。当面はモノクロで良いとして,カラー画像を得るには工夫が必要ですね。センサーの手前に3色カラーフィルターを入れて回転させるか,液晶シャッターとカラーフィルターを使って3色を分離させる必要がありそう。むしろ,RGBを直接読み込めるCCD/CMOSのセンサーの方が便利かも。CCDのラインセンサーはあるのかなあ...? > 手近なカメラとして Nikon S2 の裏蓋を取ってシャッターをタイムにし,スキャナをあてがいつつローラーを手で回して写真を撮ってみました.とうぜん縦も横もぐにゃぐにゃですが,一応,像が撮れました.心配なのは感度ですが,F1.4 レンズを開放にした状態で,おおよそ EV8 のシーンに対して適正露出(よって,感度 ISO100 でシャッター速度が 1/125 に固定のカメラ相当)ぐらいの感じでした.シャッター速度は下げられず,大判レンズを前提にすると厳しいところですが,一般シーンを撮るのが無理ということはなさそうです. まずは撮れて良かったです。お目出度うございます。後はコンパクトにして解像度を上げたい所ですね。何か良い情報が見つかったらまたご連絡します。 ( ) |
投稿2655 | ■スキャナ届きました 日浦 2021/3/1(月)19:47 | ▲ 返事 / 削除 |
A4が取り込める900dpiのハンディスキャナが届いたので,さっそく少し遊んでみました. 予想通りセンサはモノクロで,R/G/BのLEDライトを順に点滅させる方式でカラーを取り込んでいますので,レンズをあてがって外光で撮影するとモノクロカメラになります.よかったのは,LEDライトをOFFにしなくても黒は黒になるようで(まあそうじゃないとスキャナとしても困りますもんね),特に本体の改造(LEDの切り離し)は必要なさそうです.ローラーを回すとLEDがピカピカ点滅し,ローラーを止めると光も止まる(そして一定時間が経つとスキャンが終了する)という動作でした. 手近なカメラとして Nikon S2 の裏蓋を取ってシャッターをタイムにし,スキャナをあてがいつつローラーを手で回して写真を撮ってみました.とうぜん縦も横もぐにゃぐにゃですが,一応,像が撮れました.心配なのは感度ですが,F1.4 レンズを開放にした状態で,おおよそ EV8 のシーンに対して適正露出(よって,感度 ISO100 でシャッター速度が 1/125 に固定のカメラ相当)ぐらいの感じでした.シャッター速度は下げられず,大判レンズを前提にすると厳しいところですが,一般シーンを撮るのが無理ということはなさそうです. 電源を切って入れるたびに 300dpi に戻ってしまうので,電源を入れるたびに解像度を HI に変更する必要などありますが,全体としてはなんとかなりそう.まずは簡単なパノラマカメラにしてみようと思います.最終的には,大口径でイメージサークルの大きいレンズが必要そうです... ( ) |
投稿2654 | ■Re:2653 パノラマカメラ作りました 日浦 2021/2/28(日)13:19 | ▲ 返事 / 削除 |
スキャナですがいろいろ調べた結果,まずはA4を読みとれる棒状のものを手配しました.単3電池が2本入るタイプで,Amazon でも全く同じものがいくつかのブランド (ZINT とか iScan とか Aoleca とか)で5000円前後で売られています.僕はヤフオクで中古を落札しました.これは単独で動作する(microSD に JPEG で写真が保存される)ので,持ち出しやすそうなのと,OS バージョン等に縛られないのがいいかなと思いました. アイリスオーヤマのものや,それとほぼ同じと思われるサンワサプライのものも探せば入手できそうではありましたが,どうやら解像度が 300dpi だそうで,とすると撮れる写真の解像度が短辺 600画素そこそこにしかならなさそうだったのと,OS が古い Windows に限定されるようなので断念しました.大きさは,ちょうど中判レンズでパノラマカメラを作るのに良さそうな感じだったんですけどね.前述の棒状のものは最高 900dpi で,長さも20cm ぐらいあるので,まずは試してみて良さそうなら大判のレンズも入手してみるかもしれません.そうすると短辺7000画素ぐらいの画像が撮れそうです. おっしゃるようにハンディスキャナ(また通常のスキャナも)は,各ラインを瞬時的に取り込みます(隣り合ったライン同士の露光時間は重複しません)ので,個々の露光時間が短く一定で,また,ご指摘のようにローラーの速度に同期させて取り込みますので,ローラーにスリップやガタガタがなければ回転速度が加減速しても画像が伸縮しないはずです.もとが手動で取り込む装置,という作りが利しているかもしれません. なお,ラインカメラで,走行する車体から真横に写真をとって,道路沿いの風景を長いパノラマ写真風に撮影する方法も画像系の研究者がいくらかやっておられました.ルートパノラマ,などと呼ばれていました. http://omilab.naist.jp/~mukaigawa/papers/MIRU2005-IS4-172.pdf また,衛星や航空機からの地上撮影でも使われることが多かったようです.地表の植生や資源などを調べるのに(リモートセンシングと呼ばれる),いろんな波長で画像を取るのにも適していたようです.ほかには着順判定のためのゴールラインを撮影するカメラも昔はフィルム式でしたが,その後,ラインセンサに変わったと思います.今はもう,エリア型の高速度カメラで撮っているかもしれませんが.. ではまた,届いたら遊びつつ,適宜報告いたします. ( ) |
投稿2653 | ■Re:2652 パノラマカメラ作りました 狸おやじ 2021/2/28(日)11:51 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様 早速にありがとうございます。 > いや,これはいいアイディアを頂きました!ハンディスキャナですか!!大振りな板型のスキャナに比べて扱いやすそうだし,パノラマカメラが作れそうですね. 情報がお役に立って何よりです。ハンディスキャナは偶然アマゾンで見つけました。これでパノラマカメラができれば素晴らしいですね。 > フィルム式のパノラマカメラはスリット幅がある程度あるので,回転速度と焦点距離をマッチさせる必要があるのですが(そうしないと,像がフィルム上で動くので,像がぶれてしまいます),ラインセンサの場合はそういうのがないので好きな速度で回せますし,理論上,回転速度による明るさのムラもでません. なるほど。ハンディスキャナのセンサは瞬間的なデータの取り込みをローラーの回転に合わせて繰り返すのでしょうか。だとすると,カメラの回転をローラーの回転に同期させることができれば,カメラの回転速度が変化しても水平方向に均質(一定空間解像度)の画像を取り込めるかもしれない。回転速度の変化による明るさと画像の歪みを同時に解消することができるかも。 回転に加えて水平運動もある場合,カメラの絶対位置座標が必要ですが,その情報もうまく取り込めば,Googleの「ストリートビュー」等の画像を効率良く撮影できる「移動型パノラマカメラ」になるかもしれない。 > 特に,お教えいただいた HSC-A8 は一時期非常に安かったようで,大きさもよく,これだ!と思ったんですが,今はもうほぼ完売になっているようですね.しかし,ハンディスキャナはヤフオクでも大量に投げ売りされているので,1つ買って遊んでみようと思います. うまくできると良いですね。試作品ができたらビデオ映像関係の企業に持ち込むと,ベンチャー商品になるかも。 ( ) |
投稿2652 | ■Re:2651 パノラマカメラ作りました 日浦 2021/2/27(土)14:25 | ▲ 返事 / 削除 |
狸おやじ様 日浦です. いや,これはいいアイディアを頂きました!ハンディスキャナですか!!大振りな板型のスキャナに比べて扱いやすそうだし,パノラマカメラが作れそうですね.モーター内蔵タイプならその動力で回せばいいし,ないタイプでも主導で回して,ローラーを騙してやればパノラマ撮影できそうです. フィルム式のパノラマカメラはスリット幅がある程度あるので,回転速度と焦点距離をマッチさせる必要があるのですが(そうしないと,像がフィルム上で動くので,像がぶれてしまいます),ラインセンサの場合はそういうのがないので好きな速度で回せますし,理論上,回転速度による明るさのムラもでません. 特に,お教えいただいた HSC-A8 は一時期非常に安かったようで,大きさもよく,これだ!と思ったんですが,今はもうほぼ完売になっているようですね.しかし,ハンディスキャナはヤフオクでも大量に投げ売りされているので,1つ買って遊んでみようと思います. 取り急ぎ・・ ps. ボストンはいい街でした.冬場は非常に寒くて大変でしたが,楽しい思い出がいっぱいです. ( ) |
投稿2651 | ■Re:2650 パノラマカメラ作りました 狸おやじ 2021/2/26(金)20:54 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様 お返事いただきありがとうございます。 > ラインセンサを用いたパノラマカメラはおっしゃるとおりにまさに正攻法でして,普通のカメラを一定角度ずつ回して撮影し,あとから張り合わせるよりも,微妙な変化のある,木々が揺れるシーンとかにも強いかなと思います.もともと RoundShot などのフィルムカメラを作っていた Seitz も,一時期はその手のカメラ(Roundshot Super Digital など,ラインセンサ型のパノラマカメラ)を作っていたようです. なるほど,もう先例があるのですね。全く知らずに素人考えを書いてしまい恐縮です。 > ・・そう思って実は私も1個仕入れて分解したんですが,実はそのままになってます. 既に取り組まれていたとは知りませんでした。大変失礼いたしました。 小型のラインセンサーとして名刺スキャナ(サンワサプライPSC-13UB)やハンディースキャナ(アイリスオーヤマHSC-A8)があるようです。120フィルムの幅(60mm)に納まるといいのですが。 > 1つは,光源の問題です.普通はセンサの脇に LED が並んでいて,それで原稿を照らしています.その LED をカットすればいいんですが,スキャナはたいてい起動時にキャリブレーションをしていて,その扱いをどうするかという問題があります.原稿台の枠の外側(裏面)に白色の領域があり,そこをまず撮影して,センサのムラなどを除去しています.LED をカットしてしまうとそのキャリブレーション(較正)が動かなくなり,エラーで止まってしまったりしますので,キャリブレーション段階のみLEDを点灯して,撮影時にはOFFにする工夫が必要のようです. このキャリブレーションは「新平成写真師」さんも苦労したようです。 どうやらスキャナのLEDと白色領域を残しておき,スキャンする部分(画像)の周辺にマスクをかけて回避したようです: https://yanretro.hatenadiary.org/entry/20120807/1344366628 LEDを取り外しセンサーのみをカメラに取り付ける場合,ドライバーのソフトウェアを書き換える必要がありそうです。 > もう1つは光の入射方向です.CIS では原稿からまっすぐ(原稿に垂直に)出てくる光を主に捉えます.しかし大判カメラでは,レンズが真ん中あたりにあって,そこから放射状に光が出ますので,中央付近はいいのですが,周辺部分にいくと光が斜め入射になって暗くなってしまいます.GRIN レンズアレイは複数のレンズの像を重ね合わせて結像するので,ラインに沿った方向の角度については許容度が高いのですが,ラインに対して垂直(センサが移動する方向)の斜め入射には弱い(取り込めない)のも問題になります.結局,原稿面にフレネルレンズか,拡散板を置かないと全体の撮影はできないと思われます.フレネルレンズを置くとそのシマシマが出ますし,拡散板もそのザラザラが出がちです. なるほど。GRINレンズを温存するなら合焦面(原稿面)に散乱板が必要ですね。微細な凹凸をもつシートがあるといいのですが。上の「新平成写真師」さんは薄い樹脂のシート(0.07 mm)をスキャナーのガラス面に貼り付けたようです。 > GRIN レンズ単体は割とF値が暗いのですが,GRINレンズアレイは連立像といって,複数のレンズが協力して像を重ね合わせるため実質のF値が明るく,そのため,原稿面上での深度は浅くなります.実際 CIS のスキャナは,カメラレンズ方のスキャナに比べて原稿の浮きに弱いようです. これはまだよく理解できておりませんが,確かにFig. 5aを見ると複数のGRINレンズを通った光が結像しているように見えます。一本の光ファイバーが屈折率の違いで焦点を持つのは理解できますが,束ねても複合的なレンズとして機能してF値が明るくなるというのは凄い。 > ちなみに,MIT にいたころに GRIN レンズを使った研究をちょっとやったことがあり,GRIN レンズは少々触ったことがあります.これがなんと?GRINレンズを円筒状や球状に配置して,トンボの複眼みたいな仕組みで超広角のパノラマカメラを作るというものでした.湾曲したセンサが必要なので(カメラとしては)実用的ではないのですが,灯台みたいに観測方位から位置を割り出すデバイスに使えるという提案でした. これは面白いですね。 湾曲したセンサーを作るのは難しそうですが,この球状の複眼レンズを胃カメラ等のファイバースコープの先端に付ければ,360度のパノラマスコープになるかもしれない。(スキャン時間が短縮できれば,胃カメラが苦手な人にも朗報です。) MITはボストンですね。ボストンは昔仕事で訪ねたことがあり,とても良い街という印象です。市内のショッピングセンターでWeberのBBQグリルを買ったのですが,帰りの空港カウンターで中身を聞かれ,説明に苦労した楽しい思い出があります。 ( ) |
投稿2650 | ■Re:2649 パノラマカメラ作りました 日浦 2021/2/23(火)12:35 | ▲ 返事 / 削除 |
狸おやじさん,こんにちは. パノラマカメラのほう,見てくださってありがとうございます.確かに VRでぐるぐる回すと酔いそうかもしれないですね. ラインセンサを用いたパノラマカメラはおっしゃるとおりにまさに正攻法でして,普通のカメラを一定角度ずつ回して撮影し,あとから張り合わせるよりも,微妙な変化のある,木々が揺れるシーンとかにも強いかなと思います.もともと RoundShot などのフィルムカメラを作っていた Seitz も,一時期はその手のカメラ(Roundshot Super Digital など,ラインセンサ型のパノラマカメラ)を作っていたようです. CIS のラインセンサはそれよりもずっと長いので,ご指摘のように 8x10 のような大判写真のフィルムの代わりに使えるかと思います.・・そう思って実は私も1個仕入れて分解したんですが,実はそのままになってます.画像が撮れるところまではいくんですが,画面全体をきれいに撮るにはいろいろと工夫が必要で,そこをどうするか?が問題のように思われます. 1つは,光源の問題です.普通はセンサの脇に LED が並んでいて,それで原稿を照らしています.その LED をカットすればいいんですが,スキャナはたいてい起動時にキャリブレーションをしていて,その扱いをどうするかという問題があります.原稿台の枠の外側(裏面)に白色の領域があり,そこをまず撮影して,センサのムラなどを除去しています.LED をカットしてしまうとそのキャリブレーション(較正)が動かなくなり,エラーで止まってしまったりしますので,キャリブレーション段階のみLEDを点灯して,撮影時にはOFFにする工夫が必要のようです. もう1つは光の入射方向です.CIS では原稿からまっすぐ(原稿に垂直に)出てくる光を主に捉えます.しかし大判カメラでは,レンズが真ん中あたりにあって,そこから放射状に光が出ますので,中央付近はいいのですが,周辺部分にいくと光が斜め入射になって暗くなってしまいます.GRIN レンズアレイは複数のレンズの像を重ね合わせて結像するので,ラインに沿った方向の角度については許容度が高いのですが,ラインに対して垂直(センサが移動する方向)の斜め入射には弱い(取り込めない)のも問題になります.結局,原稿面にフレネルレンズか,拡散板を置かないと全体の撮影はできないと思われます.フレネルレンズを置くとそのシマシマが出ますし,拡散板もそのザラザラが出がちです.それならいっそ GRIN レンズを抜き取ってしまって,センサを裸でスライドさせるほうがいいのですが,センサそのものがけっこう奥まった位置にあるのでそういう加工ができておらず,いまのところ実現には至っておりません.. GRIN レンズ単体は割とF値が暗いのですが,GRINレンズアレイは連立像といって,複数のレンズが協力して像を重ね合わせるため実質のF値が明るく,そのため,原稿面上での深度は浅くなります.実際 CIS のスキャナは,カメラレンズ方のスキャナに比べて原稿の浮きに弱いようです.逆に言うと,うまく作れば,レンズの性能を引き出せるといいますか,味わえると思います. ちなみに,MIT にいたころに GRIN レンズを使った研究をちょっとやったことがあり,GRIN レンズは少々触ったことがあります.これがなんと?GRINレンズを円筒状や球状に配置して,トンボの複眼みたいな仕組みで超広角のパノラマカメラを作るというものでした.湾曲したセンサが必要なので(カメラとしては)実用的ではないのですが,灯台みたいに観測方位から位置を割り出すデバイスに使えるという提案でした. https://www.jstage.jst.go.jp/article/ipsjtcva/2/0/2_0_186/_pdf/-char/en の論文に GRIN レンズの連立像の話も書かれています. ( ) |
投稿2649 | ■Re:2619 パノラマカメラ作りました 狸おやじ 2021/2/20(土)11:52 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様 パノラマカメラの試作の動画をとても興味深く拝見いたしました。 私自身はパノラマ写真にも興味はありますが,写真を見ていると目が回りそうで,自分には少し縁遠い世界の様に思っていました。 が,先日ふと大判カメラ(8x10)に書類用スキャナーを取り付けて撮影している「新平成写真師」のサイトを読みました: https://yanretro.hatenadiary.org/entry/20130811/1376240768 既にご承知かとも思いますが,このCISラインセンサーをパノラマカメラのスリットの位置に組み込めば,カメラ(+レンズ系)を等速回転させるだけで画像を直接PC(又は専用の演算素子)に取り込み,3Dパノラマ画像を合成する「電子パノラマカメラ」ができると思います。 上のサイトをみると,CISスキャナーで取り込んだ画像は(おそらくそのGRINレンズの平行性から?)極めてシャープでパンフォーカスなので,パノラマカメラに向くと思います。センサーの幅も(スリットより)細いので,精鋭な画像になると思います。(スキャナ用のCISラインセンサーはキャノンやエプソンで作っているので,持ち込み企画が製品になればヒット商品になる(?)かも。) 以上が何かのお役に立てば幸いです。 ( ) |
投稿2648 | ■Re:2647 モノクロなどフィルム事情 狸おやじ 2021/2/16(火)20:17 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様 お伝えした情報が少しでもお役に立てば幸いです。 前回の情報に少し訂正があります。AMS写真館の価格表:税込会員価格 -> 税別会員価格 なので1割程高くなります。でも他の現像所よりはまだ安い。カラーポジ現像では,プロラボサービスnetと共に最安の一つだと思います。この値段で続けてくれるといいのですが...。 あと,フォマパンの100と400は旧型乳剤のフィルムですが,200はT粒子(T-Maxタイプ)という情報がありました: https://tokyoaltphoto.com/2014/10/foma-bw-film/ 上の作例を見るとかなり性格が違うので,使い分けると面白そうです。解説を書いているのは「東京オルタナ写真部」の大藤さん。フィルムや写真芸術他の情報もあって面白い。 ( ) |
投稿2647 | ■Re:2646 モノクロなどフィルム事情 れんずまにあ 2021/2/13(土)23:33 | ▲ 返事 / 削除 |
狸おやじ様 ご教示ありがとうございます。 > 120フィルム: > カラーポジ:ベルビア100:4730円/5本 = 946円/本(アマゾン) 最近本当にポジを使わなくなってしまいました。仕上がりはいいのはわかっていますが、現像状況が悪すぎて本番でないと敬遠してしまいます。最近はポジはAEができるカメラに限定するようになりました。 アマゾンは最近120は出庫調整が多いので、ヨドバシネットを利用することも多いです。 > モノクロネガ:フォマパン100:2620円/5本 = 524円/本(みらいフィルムズ) 通販サイトは,かわうそ商店,Silvesolt,みらいフィルムズなど見ていますが,私もモノクロはみらいフィルムズさんから主に取り寄せています。 135は長巻がありますが、120はどうしても既製品になるので、悩ましいです。 フォマは安くてよく写り、現像も安定していていいフィルムですね。昔は全く知らなかった海外ブランドのフィルムを味見できて、最近のネット店舗には感謝しています。 ただアクロスとT-MAX100/400、それとイルフォードパンFのストックが結構たまりましたので、そちらを消費する方を優先しています。 私は手持ち撮影が好きですが、基本に戻って在来型の低感度フィルムで、三脚固定撮影も良いかなあと思ったり。 > 特に助かっているのは,京都のAMS写真館(プロラボ)のカラーポジ現像です。 これは耳寄りな情報です。正直困っていましたので、これなら気楽に現像に出せそうです。 おっしゃる通り、2本というか10本くらいまとめて送りたいです。 ほんとうにありがとうございます。 ( ) |
投稿2646 | ■Re:2645 モノクロなどフィルム事情 狸おやじ 2021/2/6(土)11:27 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様 写真フィルムの現状は仰るように暗いニュースばかりですね。 私の場合,10年前からフィルムは120だけになり,本数も月に2~3本程。 普段は(仕事でも)デジタルカメラやスマホなのでフィルムは週末の趣味の利用のみです。 それでもフィルムの値段と現像代,時間の長期化は悩みの種です。 仕方なく安いフィルムと現像をネット通販で探して対処しています。 120フィルム: カラーポジ:ベルビア100:4730円/5本 = 946円/本(アマゾン) モノクロネガ:フォマパン100:2620円/5本 = 524円/本(みらいフィルムズ) 120フィルム現像: カラーポジ:700円/本(AMS写真館) モノクロネガ:775円/本(AMS写真館) (値段は税込会員価格。非会員は約1割増。) 特に助かっているのは,京都のAMS写真館(プロラボ)のカラーポジ現像です。 (モノクロは自家現像もできますし。)カラーポジは昨年からフジの純正が1313円に高騰しましたが,AMSなら約半値で翌日仕上げ。送料がかかるのが難点ですが,2本以上まとめれば十分安くできます。仕上がりも純正とほぼ変わらず仕事も丁寧なのでお勧めです。 URLは, AMS写真館:https://www.amsnet.co.jp/print/mn_03.html みらいフィルムズ:http://miraifilms.jp 以上が皆さんのお役に立てば幸いです。 ( ) |
投稿2645 | ■モノクロなどフィルム事情 れんずまにあ 2021/2/4(木)20:53 | ▲ 返事 / 削除 |
昨今フィルムに関して暗いニュースばかりです。 アクロスが復活したのは数少ない良いニュースでしたが、新アクロスで中間調部分の粒状が荒れすぎる報告が上がってきてます。私は旧アクロスのストックを使っていてまだ新アクロスは購入していないのでわかりませんが、そのような話があるともう少し様子を見ようと思ってしまいます。 カラーフィルムについては値上げと種類減少、現像所の集約化に伴う仕上がりの長時間化、現像料高騰と4重苦です。 17年にモノクロ自家現像を再開したのも、おいそれとカラー、特にポジを使えなくなったことが大きいです。 副次的には30年中断していた赤外やコピーなど特殊フィルム現像再開と、モノクロの楽しさを再認識しています。 特殊フィルムはテクニカルパンのストックもありますが、アドックスCMSやローライオルソなど最近輸入品の選択肢が広がってつまみ食いするだけで非常に楽しい。 赤外はローライスーパーパン200が気に入っています。 30年サボっているうちに、モノクロフィルムはT粒子の新世代が主流になっていて、無知な私はT-MAXだけかと思ってたらAcrosやイルフォードデルタもそうなんですね。特にアクロスは全然知らなかった。もっと早くから使えばよかった。 でもストックのネオパンSSやトライXの調子も捨て難く、適当にちゃんぽんで使っています。 で、モノクロフィルムも値上げの嵐で、昔の感覚からしたらついていけない。 期限切れの出物を抑えるよう心がけてますが、もっと安くなる長巻にシフトしています。 ただしT-MAX400の100ft巻はあれよの間に値上がりして、目玉親父になりそうで、普段使いにはほぼ半額のフォマやケントメア、オルヴォなどを見繕っています。 個人的にはケントメア400が好みでした。画質や階調だけでなく、乾燥した時に何もしなくても完璧な平面になるのがすばらしい。 コダックやフジでも若干カールしますし、ローライはくるっくるになりますから。 長巻は初期投資が大きいけど、1本1本はなんだかタダで使っているような錯覚を覚えて、惜しげもなく使えますね... 製造設備が壊れたとかでアクロスの長巻が早々にディスコンになったのは返す返すも残念無念です。 ( ) |
投稿2644 | ■Re:2643 謹賀新年 efunon 2021/1/8(金)21:45 | ▲ 返事 / 削除 |
皆様 明けましておめでとうございます。 昨年末来バタバタしておりまして、ご挨拶が遅れました。 最近、マミヤCを持ち出して何本か撮ってきたのですが、寒さで シャッター速度が出ていなかったらしく、オーバー気味なポジを 量産してしまいました。 皆様、ご油断召さるな。 ( ) |
投稿2643 | ■謹賀新年 れんずまにあ 2021/1/1(金)14:08 | ▲ 返事 / 削除 |
みなさまあけましておめでとうございます。 昨年は大変な一年でしたが、本年はよりよい年でありますように。 今年もどうぞよろしくお付き合いお願いします。 私の抱負は手持ち機材にじっくり向き合って有効活用。 新たな発見がきっとあることでしょう。ジャンクの山ですが... ( ) |
投稿2642 | ■LomoGraflok 4×5 Instant Back FOV 2020/12/22(火)22:08 | ▲ 返事 / 削除 |
皆様 2021年5月ロモグラフィーは、インスタックスワイドフィルムを使うタイトルの商品を発売する予定です。 中判カメラ用も発売してほしいものです。 ( ) |
投稿2641 | ■Re:2640 中判ポラロイドバック ジェイジェイ 2020/12/20(日)22:20 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様 そうですよね。 「Hasselblad-Instax」の様なチェキ合体改造が理想ですが、なかなか度胸が出ないです。いつか「Hasselblad Portrait」で手頃な商品が出るような気もするんですが・・・。 ( ) |
投稿2640 | ■Re:2639 中判ポラロイドバック れんずまにあ 2020/12/19(土)23:42 | ▲ 返事 / 削除 |
ジェイジェイ様ご返信ありがとうございます. > えっつ、ベベって、あのかわいいICAべべですか? ICA時代の前板トラス繰り出し型と,ツァイスイコン時代の前玉回転型が手元にあります. 4x6.5cmの画面がこのサイズで得られるのはすばらしい. 127ロールホルダーがあるので撮影はできますが,いろいろ自由度が狭く,アトム判用120ホルダーが存在すると聞いて,何とかならないか無い頭を悩ませています. あるいは乾板ホルダーに大判フィルムをカットして入れた方が効率的に撮影できるのではないかと. パックホルダーにチェキフィルムを入れて戻し自動現像させる方法がWebで紹介されていますが,ぴったりでは無いので平面性がかなり問題です. BebeはIcaのモデルの中でも特殊なバック形式なので,一筋縄では行かない気がします. ハッセルの1枚撮りカットホルダーは1個だけ持っていますが,相当沢山持っていないと,チェキフィルムで楽しむどころではない気がします. ( ) |
投稿2639 | ■Re:2637 中判ポラロイドバック ジェイジェイ 2020/12/17(木)14:29 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様 えっつ、ベベって、あのかわいいICAべべですか? いいですねぇ〜。ぜひ、Pixtossで作っちゃってください。 情報公開もお願いします。!! ( ) |
投稿2638 | ■Re:2637 中判ポラロイドバック ジェイジェイ 2020/12/17(木)14:02 | ▲ 返事 / 削除 |
日浦様,れんずまにあ様,詳細に分析された回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。 カットアンドトライで何とかなると考えるのは甘いですよね。ピントの前に、光漏れもありますから。でも、またそれがいいとも言えますが・・・。 web情報で、古いハッセルブラッド用のシートフィルムアダプターにチェキフィルムを入れて撮影し、チェキにフィルムを戻して現像する方法が紹介されていました。ポラパックみたいに小っちゃなサイズでなく、ちゃんと写るようです。これって実用的なのでしょうか。 ( ) |
投稿2637 | ■Re:2635 中判ポラロイドバック れんずまにあ 2020/12/14(月)18:34 | ▲ 返事 / 削除 |
ジェイジェイ様,日浦様,こんにちは. 私は自動現像式ポラロイドを改造した経験はありませんが,もしハッセルブラッドのレンズを基軸にお考えであれば,フランジバックが長い一眼レフを諦めて,ベローズを使うのも手です. ハッセルベローズの初期型は,手動シャッターチャージ,ダブルレリーズでファイアするので,比較的楽にレンズ単体を使用できます. ピント合わせには,後部にピントグラスを装着できるようにせねばなりません. イメージはハッセルフレックスボディですが,あれはフランジバックを一眼レフに合わせているのでそのままでは使えません. またポラロイドバック側に遮光板が必要です.このあたりは,もう実用不能になったタイプ100用や80用のポラバックを改造する手もあります. かなりハードルが高く,撮影労力も大変なものになりそうですが,絵がすぐに得られるのは楽しいでしょうね. 私はベベなどアトム判カメラに,チェキまたは120の645が付けられないか構想だけして年月ばかり過ぎています.どこか素敵な製品を作ってくれないか他力本願の毎日です. ( ) |
投稿2636 | ■Re:2635 中判ポラロイドバック 日浦 2020/12/13(日)16:04 | ▲ 返事 / 削除 |
ジェイジェイさん、こんにちは。ご覧頂きありがとうございます。 はい、そうなのです。Pixtoss はフラッシュ部分を除けば機械式ですので、改造の材料に使いやすいと思います。私もそのように考えて購入し、まずはピンホールカメラにしたのですが、その後まだ本来の改造には手を出せていません。ちょっと分解したのですが、内部の黒色プラスティック部品がレンズ側に向かって筒状になっていますので、そのあたりをかなり切らないといけないと思います。ハッセル500CM等につけるには、もとのフィルム面の位置にインスタントフィルムの像面を持ってこないといけませんが、周囲の枠の厚みからして可能かどうか、というと厳しいかな、とも思います。周辺部分に現像用のクランクのギア等の干渉する部品があるかどうかということもあります。 元のフィルム面よりも離して設置するのであれば容易になるとは思いますが、その場合はおっしゃるとおり、ピント合わせに難があります。近接専用と割り切るのも厳しいですよね。 せっかくの500CM本体が使えなくなりますが、無限遠で撮影可能にするには、カメラ部分ごと作ってしまうほうがいいのかなとは思います。一眼レフ的には使えませんが、SWCのように目測に割り切ってしまえば・・です。ただしハッセルはレンズのチャージがマウント内側からですから、そのあたりの工作が難しいかもしれません。 もしくはうんと割り切って盛大に切り出してしまい、インスタントフィルム現像部分の部品(フィルムを圧迫して液を押し出す部分だけでなく、フィルム1枚分だけを確実にひっかけて押し出す部分も自作は簡単ではないと思います)を使うぐらいに考えればできるとは思います。 僕のほうでは、中判レンズとレンズシャッターをくっつけて、「エルマノックス」みたいなカメラを作りたいとは思っていました。ただどうも、インスタントカメラのフィルム面はロールフィルムに比べて安定度が低く、大口径レンズではピントが狂いやすい(また、ピントが合っている部分と合っていない部分がまだらになる)と思います。あまり大口径でなくてよく、シャッターがレンズ側についていてチャージ可能、という条件が揃っていれば、あとはなんとか箱を作ってしまえば目測カメラは作れるかなと思います。昔、魚眼レンズで丸い像が映るカメラを作ったことがありますが http://shiura.com/camera/holga/holga.html こういう方向性がいいのかなあとは思っています。 ( ) |
投稿2635 | ■中判ポラロイドバック ジェイジェイ 2020/12/13(日)11:22 | ▲ 返事 / 削除 |
「2020.4 : インスタント針穴写真機」拝見しました。シンプルで安価なPixtossは、改造にもってこいですね。中判ポラロイドバックに改造したいのですが、ピント合わせの簡単な方法があったら教えてください。カメラはハッセル50CMです。よろしくお願いいたします。 ( ) |
投稿2634 | ■Re:2633 フラッシュ多灯撮影 狸おやじ 2020/12/5(土)10:50 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様,コメントをいただきありがとうございます。 > いつも頭の体操をさせていただき、楽しませていただいてます。 こちらこそいつも的確なご指摘とコメントがとても参考になっています。 > 本当は、リンホフのバックにデジカメをセットして、撮影光学系を通して画像が得られればいいのですが。 > 大画面デジタルバックは価格的に本末転倒ですから、手持ちのフルサイズデジを付けるにしても、中心だけの確認。 そうですね。私は将来的に6x9のデジタルバックに移行できれば理想的と考えています。 でも,まだ(値段的にも)かなり先になりそうなので,それまではフィルムを使いたい。 それまでフィルム販売が続くことを祈りつつ... > スマホ持っていないのですが、瞬間光が測れると嬉しいですね。 > 狸おやじ様が触れておられるようにパソコン画面がベターでしょうね。デジカメモニタでは小さ過ぎて細かい部分を検証しきれないと思います。 そうですね。スマホ(iPhone)でフラッシュ光量のチェックができれば便利かな(?)と考えています。 趣味の撮影ではテヒニカとiPhoneを使うことが多い。iPhoneがあれば試し撮りもでき,露出計(覚える露出計)やルーペ(標準)にもなる。本撮影以外の電源が必要な操作は全てiPhoneに任せられたら便利です。 フラッシュメーターのアプリ(Lumu Power)はありますが,外付センサーの値段が高い: https://www.amazon.co.jp/Lumulabs-LPLM1S-POWER-iPhone用ライトメーター・カラーメーター-lplm1s/dp/B075CMKTBK iPhoneでフラッシュをトリガーできれば,サブのスレーブ発光もできて全光量と画像チェックができそう: https://www.amazon.co.jp/Tric-【世界初】iPhone用無線フラッシュコントローラ《Tric》-【iPhoneで外付けフラッシュ-ストロボが使える】iPhoneX対応-tric-100/dp/B07L7PF9FT あとは使いやすいアプリケーションが出て,画像の光量分析までしてくれると嬉しいが... ( ) |
投稿2633 | ■Re:2632 フラッシュ多灯撮影 れんずまにあ 2020/12/1(火)20:46 | ▲ 返事 / 削除 |
狸おやじ様,たびたび失礼いたします。 > この本(細野晃義著,2017年,技術評論社)はマニュアルストロボ(2~3灯)をオフカメラで使ってデジタルSLRで撮影する方法を解説しています。最近の無線コマンダーのTTLやオート撮影の話は全く出てこないのである意味とても解りやすい。 なるほど興味が出てきました。書店で試し読みして気に入ったら購入したくなりました。 > 私は背景の「白バック飛ばし」や「黒バック潰し」,「グラデーション」の作り方等が参考になりました。 とても楽しそうです。昔フラッシュメーターで頭の中で構築していたものですが、デジカメで視覚化されるのは楽ですね。 狸おやじ様が触れておられるようにパソコン画面がベターでしょうね。デジカメモニタでは小さ過ぎて細かい部分を検証しきれないと思います。 > フラッシュのマニュアル設定+デジカメ撮影が常道のようです。しかし,この方法だとフィルムカメラで撮る場合でもデジカメが必要になる。あまりスマートとは言えないですね。 > そうか,ポラロイドがデジカメになったと考えればいいのか。 本当は、リンホフのバックにデジカメをセットして、撮影光学系を通して画像が得られればいいのですが。 大画面デジタルバックは価格的に本末転倒ですから、手持ちのフルサイズデジを付けるにしても、中心だけの確認。(ステッチは可能ですがあまりに手間でしょうし) それでも役には立つかもしれませんが、実用にはデジには合致する画角のデジ用レンズを付けることになる。 二度手間、二階から目薬(笑 > 使いやすいスマホアプリ(「覚えるフラッシュメーター」みたいなの)があるといいのだが... スマホ持っていないのですが、瞬間光が測れると嬉しいですね。 いつも頭の体操をさせていただき、楽しませていただいてます。 ( ) |
投稿2632 | ■Re:2631 フラッシュ多灯撮影 狸おやじ 2020/11/29(日)21:50 | ▲ 返事 / 削除 |
れんずまにあ様,コメントいただきありがとうございます。 > > 「クリップオンストロボ本格ライティング: オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ」 > こんな本も出ているのですね。 > 高感度が当たり前になり、簡単なLEDライトで目視できるライティングが可能になって、ストロボは廃れたかと思っていました。 > > 最近のストロボはTTLワイヤレス制御が簡単になり、試写で即時結果がわかるので、便利になりましたが、価格が昔の数倍以上するので最新ストロボを購入するのは敷居が高いです。モデルチェンジも早いし、デジカメはみんな持っていても、最新の純正ストロボを複数そろえている人はほとんどいないんじゃないかしら。 > > その反面、旧型ストロボはメチャ安で、もとから所持していた機材とあわせて旧型を活用したい気持ちです。 > デジカメを使うとデータ取りが超楽ちんですから、マニュアルストロボの出番が飛躍的に増えています。 この本(細野晃義著,2017年,技術評論社)はマニュアルストロボ(2~3灯)をオフカメラで使ってデジタルSLRで撮影する方法を解説しています。最近の無線コマンダーのTTLやオート撮影の話は全く出てこないのである意味とても解りやすい。私は背景の「白バック飛ばし」や「黒バック潰し」,「グラデーション」の作り方等が参考になりました。でも,このサイトの皆様は既によくご存知の内容と思います。 > どんなに自動化が進んでも、光量比はなかなか思い通りにはならないのかな。プロはマニュアルのスタジオフラッシュの経験が長いでしょうから、オートに任せ切るのは勝手が違うかもしれませんね。 > 昨今のクリップオンの考え方も、高感度を前提に大光量スタジオストロボから、手軽なクリップオンに交換しただけでライティングの基本は従来通りというものではないでしょうか。 その通りと思います。基本は全く変わっていないが,今はデジカメの画面(又はパソコンのテザー画面)で確認しながら設定を追い込める。この本にも書かれていますが,もう露出計やフラッシュメーターで測定する必要もない。フラッシュのマニュアル設定+デジカメ撮影が常道のようです。しかし,この方法だとフィルムカメラで撮る場合でもデジカメが必要になる。あまりスマートとは言えないですね。 > カメラ店でSL66を使ってブツ撮りするプロを偶然目撃したときは、ファインダーを覗きながらポータブルのコメットを何度も焚いて影の出方や反射を確認し、位置を変えたりテカリ取りをしていました。 > それは特殊なエキスパートの例で、多分昔はポラロイドを切って、問題点を炙り出して対処していたと思います。 そうか,ポラロイドがデジカメになったと考えればいいのか。 使いやすいスマホアプリ(「覚えるフラッシュメーター」みたいなの)があるといいのだが... ( ) |
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